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日々のこと

納骨式

大日堂の石原です。

三寒四温を繰り返しながら、もうすぐ暖かい春が訪れます。

先日、府中町のみくまり霊園で納骨式のお手伝いをさせて頂きました。
良いお天気に恵まれ、春を感じながら、お墓を拭いたりお焼香台の準備をさせて頂き、お寺様や施主様ご家族をお迎えしました。

この日の仏様は約二十年前、私がこのお仕事に就いたばかりの頃にご縁を頂いたご夫婦のご主人様で、2ヶ月前にご家族の方から文字彫りのご依頼を頂いた時には「あぁ、またお一人お見送りをすることに…」と、寂しい思いがしました。
私の両親と同じような年代のご夫婦で、私と同世代の娘さんのために毎月お二人でお参りに来られ、いつも優しくお声をかけて頂いていただけに寂しさが募ります。

お母さんは大丈夫かなぁ…と案じておりましたが、車から降りて来られて私の顔を見るなり涙が…私も思わず…。
何とか気丈に納骨式を終えられた後は少しほっとされたご様子で、法名版の前で「この度お父さんの名前がここに入って、娘の名前があって、次ここに私が来るね」と指さしながら微笑んでいらっしゃいました。
胸が詰まります…。

直接ご縁を頂いた方々の納骨式の立ち会いは、何とも言えない気持ちになりますが、良い納骨式になるように精一杯お手伝いさせていただくことが、私達にできることだと思います。
皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌