無知
根の谷川墓苑の佐藤です。
墓苑の弘願堂にお参り頂いた際に、祭壇に置かれている法具を何となくご覧になられているかと思います。
その中に「五鈷杵(ごこしょ)」があります。
五鈷杵は、弘法大師が唐から持ち帰って生涯大切にし、祈祷の時、必ず手にしていたといわれる法具です。
強力な魔を払う力を持ち、外側の魔や邪気からでなく、内側の己の煩悩を焼き尽くす力を持っているので、本来自分が持っていた内的なパワーが高まり、それによって人生の流れも好転し、除災招福の効果が期待出来る…とのこと。
五本の鉾の一方は仏の五つの智慧であり、もう一方は自分の欲望からくる五つの智慧で、仏の智慧で自分の欲望を浄化してもらうという意味があるそうです。
なんとも畏れ多い法具と日々触れあっていたものです。
まだまだ研鑽を積む日々です
合掌