梵字
大日堂の金山です。
本日は梵字(ぼんじ)のお話です。
天台宗や真言宗など、特に密教のお寺やお墓で目にする機会の多い梵字。
古代インドのサンスクリット語を梵語といい、その梵語を書き記す文字として生まれたのが梵字です。
梵字をよく見ると、一般的な毛筆で書かれた文字とは少し雰囲気が異なる文字があることに気が付きます。
これは朴筆(ぼくひつ)と呼ばれる刷毛状の筆で書かれているためで、古くは竹を平らに加工した筆で書かれていたことに由来します。
梵字は種字(しゅじ)とも呼ばれ、その一文字一文字が仏さまを表すといわれています。
お墓やお位牌などに彫刻されることの多い種字として、大日如来を表すアや、阿弥陀如来を表すキリークなどがあります。
合掌