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日々のこと

お供え物

夏みかん

大日堂の石原です。

大日堂の事務所の入り口に、一本の夏ミカンの木があります。
東向きの日当りの良い場所で、朝日を燦燦と浴びて、毎年大きな実を付けます。
何年か前には、100個近く収穫できたこともありました。

今の夏ミカンは、甘夏と言って、とても甘くてジューシーな物が店頭に並んでますが、ここの夏ミカンは、一口、口に入れると体が震えるくらいすっぱくて、私達が子供の頃に食べていた昭和の夏ミカンそのもの‼
そんな夏ミカンを毎年楽しみにしていたのが、今は亡き弊社先代の会長です。

「石原さん、美味しいけぇたべてみんさい」
「いやぁ、すっぱ過ぎてムリです‼」
「美味しいのに」

毎年この季節になると、夏ミカンを前に嬉しそうな会長の顔を思い出します。
お供え物一つでも故人を偲ぶことが出来、大切な時間が蘇りますね。
今年も収穫した夏ミカンを会長の墓前にお供えしました。

「会長、今年は25個立派に実りましたよ…笑」

合掌