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日々のこと

天蚕糸

温品光霊苑の佐藤です。

先日、納骨法要にいらしたご住職様が、苑内を歩かれる際、何度も空を見上げる仕草をなさいました。
「どうかされましたか?」とお尋ねすると、「これはなんですか?」と苑内に張り巡らせた天蚕糸(テグス)、釣り糸を指されました。

これはカラスからお墓の供花を守るためのもので、竹囲いで仕切られた苑内に等間隔で天蚕糸を張ったポールを固定しています。
色鮮やかな供花が好きなカラスは、花筒から抜き取って遊びます。
カラスは楽しんでいるのでしょうが、ご先祖や家族はお墓が汚れてしまい少々困りますね。
天蚕糸を張り巡らすことで、カラスの侵入を防ぐことができる効果は絶大で、霊苑はお陰様で供花も綺麗な状態を保つことができています。

ご住職様によると、お寺にもカラスが遊びにくるようで、何か対策がないかと考えていらしたそう。
「とても参考になります」と何枚かお写真を撮られ、お帰りになりました。
カラス対策の効果が出ますように。

合掌