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日々のこと

仏花

根の谷川墓苑の佐藤です。

お墓参りに持っていく花は「仏花(ぶっか)」と呼ばれ、花屋さんでセットで販売しているものが多いです。
皆さんは、どうしてお墓に花を供えるのか、ご存じでしょうか?

花は人間が直感的に「美しい」と感じるものです。
イラク北部のシャニダール洞窟の中から、約3万5千年〜6万5千年前のネアンデルタール人の人骨が発掘された際、人骨の周囲の土壌から花粉の成分が発見されたそうです。
つまり、ネアンデルタール人が仲間の亡骸に花を供えていたのではと推測されたのです。
約2千6百年前にこの世界を生きたブッダ(お釈迦様)も、死者には花を供えるように弟子達に伝えていました。

お墓に供える花に決まりはなく、供える人や故人の好みで構いませんが、それでも避けた方がいいとされる花は次のようなものです。
・棘がある花
・においがきつい花
・毒がある花

お墓をきれいにして、華やかな花を供えるのはとても清々しいものです。
故人の大好きだった花を手に、お墓参りに行ってみてはいかがでしょうか?

合掌