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日々のこと

檀那

根の谷川墓苑の佐藤です

葬儀、四十九日法要、納骨と、法要ごとに僧侶に読経をしてもらい、お布施を用意する必要があります。
お布施とは謝礼であり、葬儀や法要などにかかる「費用」ではなく、感謝の「気持ち」を表したものです。
したがってお布施の金額は決まっていません。

お布施という言葉の由来は、インドの逸話が元になっています。
ある僧侶が説法をしながら家々を回っていたところ、とある貧しい家で説法をすることになりました。

説法を聞いた家の人は大変素晴らしい話を聞いたと感動しましたが、貧しいため、薄汚れた布しか渡すものがありませんでした。
しかし、僧侶はそれを快く受け取り、つぎはぎだらけの袈裟を作ったといいます。
これが袈裟の起源であり、同時にお布施の元になったとされています。

お寺によっては金額を指定していただけることもありますが、「お気持ちで」と言われることが少なくありません。
そのような時は菩提寺や地域の習慣を確認してみましょう。

お布施のほかに御車料や御膳料を渡す場合もあります。
御車料や御膳料は「自宅へ足を運んでくれたことの対価」「おつとめの後、僧侶が会食でのおもてなしに参加できない代わりに渡すお礼」であり、お布施とは意味合いが異なります。
そのため、お布施とは別の封筒に準備しましょう。

お布施は直接的には僧侶にお渡ししますが、実際は菩提寺の本尊である仏様に捧げるものです。
感謝の気持ちを添えて…

合掌