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日々のこと

感謝の心

大日堂の石原です。

先日、安芸郡府中町のみくまり霊園で2件の納骨式のお手伝いをしました。
未だ5月だというのに気温30度、大きなパラソル2本が大活躍しました。

午前の納骨は、洋墓で新しく建立されたお墓です。
施主でご年配のご主人様は、亡き奥様ともう少し一緒にいたいと、なかなか納骨に踏み切れないでいらっしゃいました。

コロナ禍ではありますが、東京から娘さんも帰ってこられ、久しぶりにご親族が相集われ、お経が終わった時には安堵の穏やかな表情をされていらっしゃいました。
「昔ここに焼き肉屋があって、みんなで食べに来たよねぇ」「そうそう、みくまり峡の川で泳いだよねぇ」と、皆さん昔を懐かしんでいらっしゃいました。

午後からの納骨も新しく和墓を建立されたご家族で、田舎でご縁のあるお寺様が遠方からお勤めに来てくださいました。
墓誌は移設をされるということで、お見積りに伺った時にとても急な坂道の一番上だったことを思い出しました。
工事の担当者も大変だったと思います。

少し離れたところで「無量寿経」のお経を受けながら、色々なことを思い出しておりました。
無事法要も終わり「いろいろと有難う」と言って頂き、こちらこそ有難うございます。
何だか胸が熱くなりました。

ご先祖様のご供養の場のお手伝いをさせて頂けるということは、本当にありがたいことです。
感謝の心でいっぱいです。

合掌