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日々のこと

なんまんだぶ

根の谷川墓苑の佐藤です。

葬儀や法要などで「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」と唱える南無阿弥陀は「念仏」と呼ばれるものです。
念仏とは、仏さまの姿を思い浮かべたり、名を唱えたりすること。
仏教修行のひとつで、極楽浄土に導いてくれるといわれています。

仏教はもともとインドから伝わったため、南無阿弥陀という言葉もインドの古代言語であるサンスクリット語が由来となっています。

「南無」はサンスクリット語の「ナモ」が元になっており、帰依する、信ずる、任せるといった意味があります。
「阿弥陀仏」は極楽浄土にいる仏さまの名です。
「阿弥陀」は「アミターバ」「アミターユス」が元になっており、量り知ることができない命、光と訳されます。
「仏」はブッダ(仏陀)が語源となっており、悟りを開いた者という意味です。

つまり「なむあみだぶつ」というのは「阿弥陀さまに心から従います。どうぞお救い下さい」といった意味になります。
そこから転じて、葬儀などで唱えられる念仏には「故人を阿弥陀さまの力でどうか極楽へ」という願いが込められるようになったのです。

南無阿弥陀仏は信仰に関係なく、唱えた全ての人が救いの対象となるために、感謝の行とも呼ばれています。
人同士が、ありがとうと感謝の言葉を述べるように、阿弥陀仏に対しては南無阿弥陀仏と唱えることが礼になるようです。

なまんだぶなまんだぶ…

合掌