根の谷川墓苑の松村です。

我が家には一枚の有難い色紙があります。
数年前、とある方から頂いたものですが、色紙に書かれている言葉を目にした時ハッとしました。

「今日無事（こんにちぶじ）」

毎日が何事も無い一日であること。
人は悪いことが起こらないように願い、平凡な毎日ともなれば何か特別な良い出来事が起こることを求めるものであるが、悪いことはおろか、良いことさえ起こらず、まったく平凡であることほど良いことはない。

この言葉を書かれたのは、弘法大師の生誕地として知られる総本山善通寺の以前の法主樫原禅澄さまで、お大師さんが身分に関係なく庶民の味方だったことを多くの人に知ってもらいたいという思いで色々な活動をされている方だそうです。

今まさにコロナ禍で毎日気の休まらない日々の中で、今日無事でいられていることの有難さを身に染みて感じている今日この頃です。

合掌