根の谷川墓苑の立花です。

近年、お墓事情も随分様変わりして来ました。
そして、ご相談に来苑されるお客様は、まるで申し合わせたかのように同じ言葉を口にされます。
「子供達に迷惑をかけたくないんです」と。

人は生まれ、親の無償の愛に護られて手厚い庇護の元、大人になります。
大小、多少の差はあれど、子供は何某かの迷惑を親に掛けながら、、、です。

ですから、親の亡き後、育てて貰ったと同じくらいの歳月お墓を守って行くのは、親への恩返しでもあり、子供としての義務！
子供もお墓を残されれば、ちゃんと守って行くはず。
決して迷惑なんかじゃない。
と、熱い思いを語り聞かせてくれたのは先代会長でした。

受売りでこのお話をよく接客の折お話しさせて頂きましたが、昨今、徐々に届きにくくなりつつあるように感じます。
迷惑ですか？

お墓の前で手を合わせ、故人を偲んだり、自分の近況を報告したり、、、
どうかこの風景が廃れる事が有りませんように！と願うばかりです。

合掌