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日々のこと

ご来光と初日の出

大日堂の石原です。

ご来光は、高い山から望む荘厳な日の出のこと。
初日の出は、元日の朝の日の出のこと。
元日の朝に見る日の出は、どこから見ても初日の出ですが、高い山から見たものでなければご来光ではありません。

ご来光は、お釈迦様が背中から放射されるとされる光の「後光」になぞらえた表現で、信仰の対象は仏様です。
初日の出は、豊作の守り神である年神が、初日の出と共に降臨すると信じられていたことから拝むようになったもので、信仰の対象は神様です。

街路樹の木々が色づく10月下旬、私は生まれて初めての入院、手術を経験しました。
術後の痛みに耐えながら、熟睡できないまま迎えた翌朝、病室のベッドの上からブラインドと汚れた窓ガラス越しに見えた朝日の美しさに感動し、震えました。

生きている!
神様、仏様…お守りを有り難うございます!
思わず手を合わせ拝んでいました。
私の心の中は、元日の初日の出以上のご来光…涙が止まりませんでした。

その後、一日半ぶりの朝食を頂きました。
暖かくふわふわのロールパンの美味しかったこと…。

2ヶ月経った今、お仕事をしていると入院、手術のことをすっかり忘れている私がいます!
神様、仏様…お守りを本当に有り難うございました。
ご守護に心から感謝申し上げます。

合掌