つわものどもの
大日堂の岡本です。
私は戦国武将が好きで、特に郷土の武将達に惹かれています。
なので、コロナ禍以前には、よく色々な山城趾に足を運んでいました。
毛利元就の次男の元春(吉川元春)は、戦では負け知らずの猛将であり、その名を世に轟かせました。
隠居するために建設された館跡が、現在も北広島町に残されています。
もっとも、元春はこの館の完成を見ずに他界しています。
万徳院という、元春の子である元長が建立した寺院の跡から版木(ばんぎ)が出土しています。
版木とは、印刷するために文字を表裏逆に彫刻した木の板です。
そこにお経が精密に彫られており、そのお経は法華経です。
法華経は大乗仏教の経典であります。
大乗仏教とは、日本に仏教が伝わった初期のものです。
お城などの史跡には、必ずといっていいほど近くに神社仏閣があります。
戦国武将も信仰心が厚かったのは言うまでもありません。
ゆめのあと
合掌