満年齢と数え年
根の谷川墓苑の佐藤です。
故人様の没年齢を墓石に彫る際、満年齢と数え年のどちらで彫れば良いのか、しばしば聞かれます。
満年齢とは、今普通に使っている年齢です。
生まれた時を0歳として、そのちょうど1年後に誕生日がきたら1歳と数えます。
一方数え年とは、今の満年齢で数える前まで日本で使っていた年齢の数え方です。
生まれた時が1歳と考えます。
そもそも日本では、古くからずっと数え年が使われてきたようです。
欧米には数え年という概念はなく、アジアの一部の地域のみで使用されてきました。
昭和24年に欧米の影響もあり、法改正がなされたようです。
年回忌法要などで、故人が亡くなった1年後は一周忌法要を行います。
ところが、2年目は二回忌とはならずに三回忌法要となります。
これ自体が数え年であり、仏事関係は数え年がまだ使われ続けています。
日本では日常的に生まれた時が0歳、即ち満年齢が使われていますが、韓国では今も日常的に数え年が使われています。
生まれた時が1歳なので、誕生日が来ると実年齢+1歳でお祝いしています。
満年齢と数え年。
どちらが正しいという事はありませんので、施主様のお考えで決められてください。
合掌