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日々のこと

呉音と漢音

経本

大日堂の金山です。

以前、とある法要で阿弥陀経を読む機会がありました。
お経本を開いてみると、慣れ親しんだお経に見慣れない読み方が書かれていて戸惑いました。
お経の読み方が「呉音(ごおん)」ではなく「漢音(かんおん)」で書かれていたのです。

漢字の音読みにはいくつかの種類があります。
呉音と漢音はそのうちの一つです。

仏教では、より古い時代に伝わった呉音読みが多いといわれます。
多くのお経を始め、たとえば「礼拝(らいはい)」「利益(りやく)」「境内(けいだい)」「食堂(じきどう)」などの言葉も呉音読みです。

ただ、まれに漢音で読まれるお経もあり、その一つが先の阿弥陀経です。
阿弥陀経は、呉音では「あみだきょう」漢音では「あびたけい」と読みます。
音だけ聞くと同じお経だとはわからないくらい、印象が違いますね。

また、呉音と漢音の他にも、主に鎌倉時代に伝わったといわれる「唐音(とうおん)」があります。

たとえば「和尚」さんの読み方。
真言宗では呉音の「わじょう」天台宗では漢音の「かしょう」禅宗では唐音の「おしょう」と読みます。
こちらもずいぶん印象が違いますね。

漢字の読み方一つとってみても興味深いものです。

合掌