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日々のこと

信ずる者は救われる

庭

大日堂の石原です。

親御さんより子供さんの方が先に亡くなられることを「逆縁」と言いますが、これまでに何度か逆縁となられたご家族の納骨式のお手伝いをさせて頂いたことがあります。
ご遺骨を納めさせて頂いた時、お母さんが子供さんを想われて号泣されるお姿を拝見し、胸が張り裂けそうになったのを思い出します。

先日、ちょっと腰を痛めて、かかりつけの整体へ行った時のことです。
施術してもらっていた時の何気ない会話の中で、先生がこんなお話をして下さいました。

「もうかれこれ10年くらい前になるけど、子供さんを亡くされた女性が、心身共に疲れ切った状態でここに来られて…僕はその時『いつかどこかで、あなたのことをじっと見ている子供と出会うよ。その時は優しく微笑んであげなさい』と言ったことがあって、それから何度か来られてはいたけど、先日、久しぶりに来られて『先生、この前、買い物の帰りに公園の近くを通っていたら、私のことをじっと見ている子供がいて、にこっと笑ったら、その子もにこっとしてくれて…通り過ぎて振り返ると、その子がまだずっと見ていてくれて、バイバイと言って手を振ると、その子もバイバイしてくれて、嬉しかったぁ!何とも言えない幸せな時間だったんですよ!その子の隣には穏やかでとても優しそうなお母さんがいらして…心の中でその子によかったねと言ってました』と、話して帰られたよ。僕は宗教家でもないし、修行したわけでもないけど、人間はまたどこかで生まれ変わって来る!と言うことを信じているから…」

心がポカポカ暖まるいいお話でした。
腰はまだ痛いけど…(笑)

合掌