根の谷川墓苑の佐藤です。

お堂に入って左側に「観音力」というカレンダーがあります。
毎月様々な観音様が登場されるのですが、6月の観音様はアンニュイな表情で頬杖をついていて、なんだか気怠るそう…

京都　大報恩寺　六観音像　1番右に鎮座されている「如意輪観音像」です。

頬に手を当て、悩ましい表情をしておられるのが特徴のひとつ。
頬に添える手は思惟手（しゆいしゅ）といい「どうしたら多くの人を救えるのか」と真剣に悩み、考えておられる姿だそうです。

人々に金銀財宝を与え、しかも、その後の精神の幸せまでももたらすと約束し、篤い信仰を集めた太っ腹な観音ぶりだったとのこと…
その姿を気怠そうと興味を持ってしまいましたが、理由はともあれ、これも一期一会の出会いです。

今は7月なので、違う観音様に見つめられ、おつとめをさせて頂いております。
弘願堂にお参りの際は是非左をご覧下さい。

いつかコロナ禍が落ち着いた暁には京都に出向き、実物にお会いしたいものです。

合掌