初盆
大日堂の石原です。
今年は初盆だから…と、そろそろお寺様と色々ご相談されたり、あれやこれやご準備に忙しい思いをされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
先日、安芸郡府中町のみくまり霊園にて「追い文字」のご注文を賜りました。
ご家族の方より「初盆なので、それまでに文字を彫って下さい」とのご要望でした。
突然ですが、ここで問題です。
例えば、本日7月5日に亡くなられた仏様は、今年初盆を迎えられますか。
答えはノー。
いいえです。
カレンダーで確認すると、7月5日に亡くなられた方の満中陰(四十九日)は8月22日になります。
結論から申し上げますと、この方が初盆を迎えられるのは来年になります。
なぜ?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
以前お寺様のお話で「人は亡くなると、七日ごとに次の世界へ行く準備をします(中陰)」
「中陰とは、生と死の間の期間とされ、七日ごとに十王による裁きが行われます。初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日(四十九日)満中陰となり、忌明けとなります」
つまり、忌明けまではまだ準備中で、故人が最後の裁きを受けて、極楽浄土に行けるか否かが判明してないということになるそうなので、初盆は来年になるようです。
ただ、浄土真宗は人は亡くなったと同時に極楽往生するという教えなので、認識が若干違うと思います。
お寺様に伺ってみてください。
余談ですが、あの有名な閻魔大王は五七日に現れるそうです。
会ってみたいですね⁈
怖いかな⁈
合掌