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日々のこと

おリン

りん

大日堂の石原です。

先日、安芸郡府中町のみくまり霊園で納骨式が営まれました。

この日は朝から気持ちのいい秋晴れで、故人の遺影とお好きだったお供え物が手向けられ、お経が始まりました。
爽やかな青空のもと、みくまり霊園に美しい「おリン」の音色が響き渡り、いつも以上に崇高な思いがし、心に沁み渡りました。

音色に清々しさを感じながら、以前お寺の和尚さんがご講話でお話しされたことを思い出しました。
おリンには3つの役割があるんですよ。

・人々の邪念を払う
人々が持っている、よこしまな考えや雑念を払ってくれる役割。

・極楽浄土に届ける
「チーン」という美しい音に乗せて、人々の心の中の気持ちを極楽浄土に届けてくれる役割。

・読経の音程とリズムやスピードを合わせる
おリンの音は、ドレミファソラシドの「レ」の音が基準になっていて、読経の音程とリズムやスピードを合わせてくれる役割。

とても興味深いお話で、また、こうもおっしゃっておられました。

おリンはお仏飯をお供えしたりお線香をお供えしたりと、仏前に手を合わせるたび、むやみやたらに鳴らすものではありません。
お勤め(勤行)で読み上げるお経の中で、鳴らす場所が決められているのですよ。

正直、今もお供え物をしたり、仏前で手を合わせる度に「チーン」とやってしまいます…。

合掌