大日堂の石原です。

お客様からよく、お墓に『俱会一処』って彫ってあるけど、「ぐかいいち…？？？」何て読むのですか？どういう意味ですか？と尋ねられます。
また『俱会一処』と仏石(竿石)に彫っておけば、誰でも彼でも一緒にお墓に入ることが出来ると聞いたけど、本当ですか？とおっしゃる方も。

この『俱会一処』というのは、「仏説阿弥陀経」の中の一節で、『くえいっしょ』と読み「倶(とも)に一つの処(ところ)で会(あ)う」「お浄土でまた共に会わせていただきましょう」という意味で、決して誰彼構わず納骨できるという意味ではないそうです。
しかし、阿弥陀様の処でまた共に会うことが出来るという、とても良いお言葉なので、昔から仏石(竿石)に刻まれていたようです。

最愛なる大切な家族と、一時は愛別離苦の悲しみはあるけれども、いつかまたお浄土で、共に会うことが出来るなんて、いいですねぇ。
丁度一年前に母を見送りましたが、会いたいなあ…

合掌