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日々のこと

目から鱗

大日堂の大下です。

以前、あるお坊さんがご法話の中で
「皆さん、お墓参りの時、お墓のてっぺんから柄杓でバシャバシャ水をかけていませんか?」
「その後、どうされていますか?」
と参列者の皆さんに質問されていました。

ほとんどの方が、水をかけたきりそのまま。
数名の方が水をかけた後きれいな雑巾で拭き取る。
との返答でした。

返答を聞いたお坊さんが、続けておっしゃいました。
「お墓は、そこにいらっしゃるご先祖さんをお風呂に入れてあげたと思って、優しく拭いてあげてくださいね。」
「ご先祖さまも喜ぶし、お墓もキレイになりますよ」と。

今まで石材店という立場から、お客様に「墓石にとって、隅に溜まった水気は汚れや水垢のもとですから、拭き取ってください。キレイに保つコツです」と、
「拭き取り=キレイに保てる」方法を重視してご説明していました。

水気を拭き取ることは、お墓をキレイに保つ方法ではなく、想いを大切にしたらお墓がキレイに。
『「おじいちゃん、おばあちゃん、来たよ」とお墓に向かって言いながら、いきなり頭から水をかけてほっとかれたら、怒るわなぁ。』
あらためて、お墓参りやお墓掃除の本質に気づかせていただいた、ご法話のご縁でした。

皆さんは、お墓参りされるとき、どんな風にお参りされていますか?

合掌