大日堂の大下です。

リメンバーミーという、ディズニー映画をご存じでしょうか？
ご先祖さまをお迎えするメキシコの「死者の日」のお祭りが題材のお話です。

「何だか日本のお盆に似ているなぁ」
「メキシコ人も人類学的には同じアジア大陸をルーツに持つモンゴロイドと聞くし、ＤＮＡに組み込まれているのかなぁ」
と思い観ていましたら、死者の世界の住人が、その世界からも消えてしまう場面がありました。

その時、作詞家の故 永六輔さんがおっしゃっていた言葉

「人間は2度死にます、1度目は生命を終えたとき、2度目はその人のことを覚えている人が1人もいなくなったとき。」

を思い出しました。

まさにその言葉を映像化したような場面でした。

ご先祖さまの遺徳を偲び、その想いをつなぐ。
日本では、お仏壇やお墓がその想いをつなぐ大切な場所です。

ご縁をいただいた皆様の大切な場所づくりに、より良いご提案ができるようにならんといかんなぁ、と映画を観て思った「おうち時間」でした。

さて、「リメンバーミー（原題ＣＯＣＯ）」は映像も音楽も素晴らしく、そしてメキシコに行きたくなる映画です。
ちなみに原題のＣＯＣＯ（ココ）とは主人公ミゲルのおばあちゃんの名前です。
どうしておばあちゃんの名前がタイトルなのかは映画を観ればわかりますよ。

コロナ禍の中、おうち時間を過ごされる折、ご覧になられてはいかがでしょうか。

合掌