火の用心
温品光霊苑の佐藤です。
先日、お仏壇の香炉についてお参りの方とお話しする機会がありました。
お一人暮らしのその方は、毎朝お線香を焚き、香炉に立てて手を合わせるそうですが、ある朝、いつも通りしっかり立てたつもりが、たまたまその日は体調が優れず、また考え事をしながらだったからか、気づいたら畳の上にそのお線香が落ちており、危うく火事になるところだったそうです。
今はお仏壇用に空気穴のある蓋つきの寝かせるタイプのお線香皿もありますよね、とのお話にもなりましたが、そうではなく、もしかしたら500円玉程度の焦げ跡で済んだのは、ご先祖が火の取り扱いにはくれぐれも気をつけるようにと、教え導いてくださったのかもしれませんね。
今、その焦げ跡は隠さず、あえて目につくようにされているそうです。
ご先祖からのメッセージ「火の用心」を忘れないために。
ちなみに今はお線香を半分に折り、背を低くして転倒防止対策されているそうですよ。
合掌