盆燈籠
根の谷川墓苑の佐藤です。
お盆前になると、スーパーやコンビニにも並ぶ盆燈籠。
広島ではお盆になると、朝顔のような形の盆燈籠をお墓の周りに立てる、安芸門徒独特の風習があります。
初盆の場合は色紙や装飾を使ってない真っ白な盆燈籠を使い、それ以降の年は赤青黄など色紙を貼って作られる、カラフルな盆燈籠をお墓の周りに立てます。
盆燈籠は六角形になっていて、それぞれの面に色紙を貼っていますが、一面のみ色紙の上部だけが貼り付けられ下側はヒラヒラしています。一部だけ切り離してあるのは、雨が降った時に盆燈籠に水が溜まらないようにする為と、風を通す為です。
名前を書いてお供えするのですが、名前を書くのは開いている反対側になります。
どのような経緯で朝顔型の盆灯籠を供えるようになったのか、その由来は明らかではありませんが、「広島城下紙屋町の紙屋の夫妻が、娘が亡くなったのを悲しんで墓に手作りの燈籠を供えたのが始まり」とする言い伝えが残っているそうです。
根の谷川墓苑ではお墓への色移りなどを防ぐ為、色燈籠はご遠慮頂いております。
初盆以外でのお参りの際は卒塔婆をお供えくださいませ。
合掌