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日々のこと

忘れない

温品光霊苑の登です。

先日、ある奥様から伺ったお話です。

先月お墓参りに来ると一本の塔婆が置いてあり、親族が供えたのかと思っていたら、よく見ると懐かしいお名前が書いてあったそうです。
それは10年前に亡くなったご主人のお知り合いとのこと。

特に最近はコロナ禍で疎遠になりがちとあって、ご無沙汰されている方だったそうです。
10年経ってもまだご主人の事を覚えていてくださって、なおかつ命日にお参りに来てくださった事にとても涙した、と言われていました。
コロナのため、その方もお家に寄られる事を遠慮され、塔婆をお供えする事にされたようです。

誰もが日々の生活に追われる中、家族以外の誰かが何年経っても故人を忘れずに覚えていてくれている事は、残されたご家族にとってとても嬉しい事だと、どの方も言われます。

ご主人が素敵なお付き合いをされる方だったんだろうなあと感じました。
私もこんな風に、何年経っても忘れずにお参りに来てもらえる人でありたいです。

合掌