お位牌と過去帳
大日堂の石原です。
お位牌と過去帳の違いは?
葬儀の際、戒名(法名)は「白木の位牌(野位牌)」に書かれたものを使用しますが、浄土真宗以外の宗派は、四十九日の法要までに黒塗りの「本位牌」を用意します。
お位牌には故人の魂が込められており、お仏壇にお祀りして「追善供養」をしていきます。
これに対して、浄土真宗ではお位牌をお祀りせず「過去帳」をお仏壇にお祀りします。
浄土真宗の場合は「往生即成仏(おうじょうそくじょうぶつ)」と言って「南無阿弥陀佛」とお唱えしてきた者は、亡くなると直ぐに阿弥陀様のいらっしゃるご浄土に逝き、往生できるという教えから「追善供養」は行いません。
いずれにしても、葬儀の時に用意して頂いた「白木の位牌(野位牌)」はお寺様か業者に「お焚き上げ」をお願いします。
では、浄土真宗以外の宗派は「過去帳」をお祀りしないかというと、そんなことはありません。
例えば「繰り出し位牌」がいっぱいになった時は「過去帳」に書き写して、子孫に残すこともします。
「過去帳」には家系図的な意味合いもあります。
この度、過去帳への筆耕のご依頼を賜りました。
ご依頼主様の大切なご先祖様のお名前を書かせて頂きます。
代々残っていきますので、書き損じは許されません!
一発勝負です!
あー緊張します!
合掌