お墓参り
大日堂の石原です。
今年のお盆は大変なことになりましたね。
大雨特別警報、避難指示、線状降水帯など、気象情報から目が離せないお盆でした。
皆様の所は大丈夫でしたか。
我が家も主人の家のお墓参りに行けなくて「申し訳ないね」と言うと、主人が「毎日朝夕手を合わせているし、心の中で感謝してる」「それに、お盆はご先祖様は家に帰って来られていると言うから、また今度行かせてもらおう」と言うので、今年のお盆は失礼しました。
以前、弊社の会長から一枚のコピーを手渡されました。
それは、作家の島地勝彦氏が書かれた、中尊寺貫主で小説家でもある今東光(こんとうこう)大僧正(天台宗大僧正)との会談のコラムでした。
今もそのコピーを持っているので、ご紹介させて頂きます。
今東光大僧正がよく生前に言われていたことが「人間の運は生まれながらにシナリオライズされているんや。だから金もそうだが、運も使えばどんどん減るんやで。だが減らさない方法がある。一つは墓参りやな。先祖の墓参りは当たり前やけど、尊敬する人の墓にお参りに行くことやで。わしが死んだら、シマジ、お前はわしの墓に来りゃあえんや。わしが冥途から守ってやるわ。もう一つは他人に気前よくするこっちゃ。ええか、全ての人間は天上界から見られておるんだで」と言う内容でした。
その時は、まさかこんな早くに会長があちらの世界へ逝かれるとは思ってもいませんでした。
今、私はとても有り難いことに、毎朝出勤したら「会長、おはようございます」と手を合わせてご挨拶できます。
デスクからふと見上げると、ずっと先に会長のお墓が有り、いつも見守られている気がします。
会長、いつもお守りをありがとうございます。
みんな頑張っています!
合掌