作務衣の着付け
大日堂の石原です。
大日堂の各霊園女性職員は、みんな作務衣でお仕事をさせて頂いております。
私も長い間、毎日のように作務衣を着てお仕事をさせて頂いておりましたが、移動があり、暫く着ておりませんでした。
この前、久しぶりに作務衣を着る機会があり、前日からちょっとワクワクしながら準備をしました。
まず、作務衣と半襦袢と足袋にしっかりとアイロンをかけます。
次に、半襦袢に真っ白い半襟を縫い付けます。
この時が、大事なポイント①
半襟を衿芯がピッタリと入るように縫い付けると襟がヨレヨレしなく、ピシッとした張りが出ます。(これが気持ちいい!)
コーリンベルトと伊達締めを用意して準備OK!
当日、いよいよ着付けです。
久々なのでちょっと嬉しいな…
最初に半襦袢を着ます。
襟を合わせる時が、大事なポイント②
半襦袢にコーリンベルトを付けて、鼻筋から真っ直ぐ首元まで下りてきたくぼみの所で襟を重ねます。
半襦袢の両脇を持って胸を大きく包むようにして、片手で合わせた所を押さえながら、もう一方の手で軽く衣紋を抜き、伊達締めをつけます。
作務衣を羽織ます。
大事なポイント③
衣紋を抜いた襟足の所で、作務衣は半襟より少し上に出し、両肩の耳の下は作務衣と半襟は同じ位置に、首元の重なる所は段々とVの字にしていきますが、最終的に左右2センチ位の白い半襟が出れば完璧です!
昔、今は亡き会長が、私が着付師の免許を持っていることを聞きつけられ「石原さん、わしに作務衣を着せてみんさい。習っとくけぇ」と作務衣一式を霊園に持ってこられたのはいいのですが、半襦袢が女性用のMサイズで、会長にはピッチピチのパッツンパッツンで…(笑)
その半襦袢姿で「石原さん、仕事は美しくしなさい!」とご指導頂き、もう笑いをこらえるのに必死だったことがありました。
先日、その会長の祥月命日を迎えました。
会長、沢山のご指導有り難うございました。
感謝です。
合掌