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日々のこと

浄土真宗のお墓

墓石

大日堂の金山です。

広島は安芸門徒(あきもんと)といわれるように、浄土真宗の門徒さんがとても多い地域で、広島市内の墓地には浄土真宗のお墓が多く見られます。

浄土真宗のお墓は、仏石(ほとけいし)の正面に南無阿弥陀仏、もしくは倶会一処(くえいっしょ)と彫ります。
南無阿弥陀仏は六字名号(ろくじみょうごう)といわれ、浄土真宗のご本尊さまである阿弥陀さまへの帰依を表しています。
また、倶会一処は浄土真宗で読まれる重要なお経のひとつ、仏説阿弥陀経の一節です。

浄土真宗では、他の宗派のように追善供養のための卒塔婆(そとうば)をお供えしませんので、お墓に塔婆立が必要なく、先祖供養のための五輪塔も基本的には建てません。

安芸門徒には、お盆のお墓参りの際に盆灯篭をお供えする習慣があります。
色とりどりの盆灯篭が所狭しと並ぶ風景は、広島のお盆の風物詩ともなっていますが、近年、盆灯篭の代わりに、南無阿弥陀仏や倶会一処と書かれた小さな札塔婆をお供えすることが多くなっているようです。

合掌