温品光霊苑の佐藤です。

お墓やお仏壇に手向けるお線香。
今では多くの種類や香りがあり、購入の際迷うことがありますよね。
そんな中、お客様の中で、祥月命日やお盆などの節目に、「文字の出るお線香」を手向ける方が年々増えています。
これは燃え尽きた灰に南無阿弥陀仏などの文字が浮き出る大変珍しいもので、宗派ごとに文字の種類があり、贈り物として選ばれる方もいらっしゃいます。

先日、女性のお客様と文字彫り打合せの際、このお線香の話になり、大変興味をもたれ、お母様の七回忌法要の際に是非使いたいとおっしゃっていました。

私も禅宗である義父に「南無釈迦牟尼仏」（なむしゃかむにぶつ）のお線香を贈りますが、義父は初めてこの文字を見た時、「最近はすごいものがあるんだなぁ」とえらく感動しておりました。
普段使いしていいよと話しても、やはり特別な日にそっと手向けているようです。
次は「ありがとう」と浮き出るお線香を贈って驚かせようかな。

合掌