六波羅蜜
大日堂の石原です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われていますが、三寒四温を繰り返しながら季節は確実に春へと移ろい、桜の花も満開に咲き誇り、春の息吹を体一杯に感じるこの頃です。
先日のお彼岸には、多くの方々がお墓参りをされたことと思いますが、お彼岸と言えば、以前、あるお寺様に教えていただいた「六波羅蜜」を思い出します。
「六波羅蜜」は、迷い多き「此岸」から、それまでの煩悩を断ち切り、「彼岸」へ渡るための6つの修行のことで、お彼岸の期間である「春分の日」、「秋分の日」を中心とした、前後3日を含む7日の間に行うと特に良いとされています。
・布施(ふせ) 見返りを求めず、人のために善い行いをすること
・持戒(じかい) 自らを戒め,つつしみ、省みること
・忍辱(にんにく) 耐え忍ぶ(怒らない)、我慢する、困難に耐えること
・精進(しょうじん) 最善を尽くし向上心を持って継続する、努力すること
・禅定(ぜんじょう) 心を穏やかにし、心身を安定すること
・智慧(ちえ) 正しい知識を得、正しい判断力を持ち、知恵の心で考えること
日々の生活の中で実践するのは、とても難しいことですね。
凡人の私は、せめて甘いものを持戒(つつしみ)忍辱(我慢)し、血糖値を上げないように日々精進します。
合掌