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日々のこと

回向文

大日堂の石原です。

前回、お経は「開経偈(かいきょうげ)」から始まることをお伝えしました。
何にでも始めがあれば終わりがあります。

お経の終わりは「回向文(えこうもん)」をお唱えします。
とても興味深いのは、開経偈はどの宗派も同じですが、回向文は宗派ごとに違いがあることです。

・天台宗、真言宗
願以此功徳(がんにしくどく)普及於一切(ふぎゅうおいっさい)我等與衆生(がとうよしゅじょう)皆共成佛道(かいぐじょうぶつどう)
「願わくはこの功徳を以(も)って 普(あまね)く一切に及ぼし 我等と衆生(しゅじょう)と 皆共(みなとも)に仏道を成(じょう)ぜん」

・浄土宗、浄土真宗
願以此功徳(がんにしくどく)平等施一切(びょうどうせいっさい)同發菩提心(どうほつぼだいしん)往生安楽國(おうじょうあんらっこく)

・曹洞宗、臨済宗
「願わくはこの功徳を以って…」これを普回向というそうですが、ここは天台宗、真言宗と同じで、その後に略三宝(りゃくさんぽう)をお唱えします。
略三宝とは「仏、法、僧」の教えに感謝し、その功徳を十方(あらゆる方向)に向けることだそうです。
十方三世一切仏(じっほうさんしいっしふう)諸尊菩薩摩訶薩(しそんふうさもこさ)摩訶般若波羅密(もこほじゃほろみ)

・日蓮宗
日蓮宗は他の宗派に比べて多くの回向文があり、しかも長く、回向文だけで数分かかるそうです。

私は実家も嫁ぎ先も曹洞宗で、いつもお経の中に出てくる略三宝のフレーズが印象深いです。
「じっほうさんしいっしふう しそんふうさもこさ もこほじゃほろみ」
曹洞宗のお経の中では、この略三宝は最後に読まれるだけでなく、ご本尊や高僧に対する回向など、途中にも読まれます。

「しそんふうさもこさ もこほじゃほろみ」と、和尚様がお唱えされる度に、何故か私の頭の中には速水もこみちさんが浮かんできます。
とても不謹慎なことはよく分かっているんです。
分かってはいるんですけど…ごめんなさい…懺悔致します。

合掌