禅宗のお墓
大日堂の金山です。
本日は禅宗のお墓のお話です。
坐禅や精進料理などで知られる禅宗。
栄西禅師(ようさいぜんじ、えいさいぜんじ)によって開かれた宗派を臨済宗(りんざいしゅう)、道元禅師(どうげんぜんじ)によって開かれた宗派を曹洞宗(そうとうしゅう)といいます。
禅宗のお墓は、仏石(ほとけいし)の正面に南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)と彫ります。
南無釈迦牟尼仏は、仏教のご開祖さまであり、禅宗のご本尊さまであるお釈迦さま、釈迦如来への帰依を表しています。
禅宗では、故人の追善供養のために卒塔婆(そとうば)をお供えします。
また、ご先祖さまをおまつりするための五輪塔を建てる場合がありますが、その正面には空、風、火、水、地の五大(ごだい)を彫刻します。
合掌